■生理的立体視要素
1.両眼視差 :左右の目に写る像の違い。
両眼の像が融合して、立体認識されます。
2.両眼輻湊 :視線の交差角、つまり眼球の回転角。
眼球回転角制御で、距離が認識されます。
3.焦点調節 :焦点を合せる為のレンズ厚さ変化。
レンズの厚さ制御で、距離が認識されます。
4.運動視差 :移動により目に写る像の違い。
物体の状態変化により位置が認識されます。
※ 物体までの距離は、目と目の2点間を基線(basis)として、三角測量を行っています。 この測量結果は強力で、距離感として優先使用されます。
※ これらの生理的要素は、距離が離れるに従い測距精度が低下してきます。(平行視線になり 同一両眼像になる)
測距精度低下に伴い、感覚的要素が大きく支配してきます。
■感覚的立体視要素
1.大 小 : 小さい物は遠く、大きい物は近くに感じる。
2.上 下 : 上に有る物は遠く、下に有る物は近くに感じる。
3.粗 密 : 密集した所は遠く、粗い所は近くに感じる。
4.運 動 : 遅く動く物は遠く、速く動く物は近くに感じる。
5.遮 蔽 : 重なり隠れる物は遠く、隠す物は近くに感じる。
6.明 暗 : 暗い所は遠く、明るい所は近くに感じる。
7.鮮 明 : 霞んだ所は遠く、鮮明な所は近くに感じる。
8.陰 影 : 影(光源)の位置による判断。
9.濃 淡 : 淡い色は遠く、濃い色は近くに感じる。
10.色 相 : 寒色は遠く、暖色は近くに感じる。
※ 平面作品に限らず、立体物、立体写真等に、この感覚的要素を取り入れると、リアルな立体的効果が期待できます。














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